インストール手順
インストールモジュールの解凍
Part 3 でローカルにコピーした Db2 のインストールモジュールを解凍します。
# cd /work # tar -zxvf v11.5.4_linuxx64_server_dec.tar.gz
前提条件チェック
前提条件を満たしているか、db2prereqcheck コマンドを使用して確認します。
# cd ./server_dec # ./db2prereqcheck -l -i
前提パッケージインストール
db2prereqcheck の結果「DBT3507E db2prereqcheck ユーティリティーは次のパッケージまたはファイルの検出に失敗しました」のメッセージで色々と足りないパッケージが出力されますので、それぞれインストールしていきまます。以下のコマンドをそのまま実行してもらえれば、とりあえずの必要なパッケージはインストールされます。
# yum list patch make perl kernel-devel gcc-c++ cpp binutils gcc pam libaio ksh libstdc++.i686 pam.i686 # yum -y install patch make perl kernel-devel gcc-c++ cpp binutils gcc pam libaio ksh libstdc++.i686 pam.i686
もし 64bit(x86_64) と 32bit のパッケージ(i686)が競合してる旨の警告でインストールできない場合は、先に入っているパッケージを yum update してからインストールしてみて下さい。
レスポンスファイル作成
レスポンスファイルを使用して Db2 のインストールを行います。
本来以下のコマンドでサンプルのレスポンスファイルをコピー、カスタマイズして使用するのですが、
# cp -p /work/server_dec/db2/linuxamd64/samples/db2server.rsp
今回は簡単に以下のエントリのみ記載したレスポンスファイルを使用します。
vi ./db2server.rsp などでて、以下の5行を記載してください。
PROD = DB2_SERVER_EDITION FILE = /opt/ibm/db2/V11.5 LIC_AGREEMENT = ACCEPT INSTALL_TYPE = TYPICAL LANG = JP
Db2 インストール
作成したレスポンスファイルを使用して Db2 のインストールを実行します。
# /work/server_dec/db2setup -r db2server.rsp
インストール後、ログ確認しておけ的なメッセージが出力されますので、念のため確認しておきます。
# cat /tmp/db2setup.log
正常にインストールが完了したら、ライセンスの登録状況も確認しておきます。
以下の出力であれば正常にライセンス登録されています。
# /opt/ibm/db2/V11.5/adm/db2licm -l
製品名: "DB2 Community Edition"
ライセンス・タイプ: "コミュニティー"
有効期限: "永続"
製品 ID: "db2dec"
バージョン情報: "11.5"
メモリーの最大量 (GB): "16"
コアの最大数: "4"
もしライセンス登録がうまく行ってないようでしたら、以下のコマンドで追加してください。
# /opt/ibm/db2/V11.5/adm/db2licm -a /work/server_dec/db2/license/db2dec.lic
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