Db2 HADR on GCP – Part 10 Db2 代替サーバー設定

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Part 9 で構成したHADR環境でクライアントリルートの動作を確認していきます。
よろしくお願いします。今回は代替サーバーの設定を行い、プライマリー側でローカル・クライアントの設定、そして接続確認まで行ってみたいと思います。

代替サーバー設定

“db2start” で Db2 を起動し、スタンバイ プライマリー の順番で “ACTIVATE DB <データベース名>” で HADR を開始しておきます、順番が逆だとエラーになりますので注意して下さい。

$ db2start
$ db2 "ACTIVATE DB <データベース名>

代替サーバーの更新

プライマリースタンバイで代替サーバーの設定を行います。
まずはプライマリーで以下のコマンドを実行します、IP の部分はホスト名でも問題ありません。

$ db2 "UPDATE ALTERNATE SERVER FOR DATBASE HADRDB USING
     HOSTNAME 10.146.0.8(スタンバイのIP or ホスト名)
     PORT 50000
     "

確認します。

$ db2 "LIST DB DIRECTORY"

システム・データベース・ディレクトリー

ディレクトリー中の項目数 = 1

データベース 1 項目:

データベース別名 = HADRDB
データベース名 = HADRDB
ローカル・データベース・ディレクトリー = /data
データベース・リリース・レベル = 15.00
コメント =
ディレクトリー項目タイプ = 間接
カタログ・データベース・パーティション番号 = 0
代替サーバー・ホスト名 = 10.146.0.8
代替サーバーのポート番号 = 50000

代替サーバー・ホスト名代替サーバーのポート番号に設定値が入っていることを確認します。
続いてスタンバイ側でも同様のコマンドを実行していきます、IP部分のみ変わってます。

$ db2 "UPDATE ALTERNATE SERVER FOR DATABASE HADRDB USING
     HOSTNAME 10.146.0.4(プライマリーのIP or ホスト名)
     PORT 50000
     "

同様に以下のコマンドで確認し、プライマリーの代替サーバー・ホスト名代替サーバーのポート番号に設定値が入っていることを確認します。

$ db2 "LIST DB DIRECTORY"

HADRDB をリモート接続用にカタログします、通常クライアントインスタンスを立てて行うのですが、
今回はローカルクライアントとして、自ホストをリモートノードとして登録します。
プライマリーで以下を実行します。

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