HADR用バックアップ・リストア
スタンバイへリストアするためのバックアップを取得します。
出力先はどこでも問題ないですが、今回は /data を指定しています。
$ db2 "BACKUP DB HADRDB TO /data"
バックアップは成功しました。
このバックアップ・イメージのタイム・スタンプは
20201118225020 です。
バックアップイメージ確認
$ ls -l /data
:
:
-rw------- 1 db2inst1 db2iadm1 167845888 11月 18 22:50 HADRDB.0.db2inst1.DBPART000.20201118225020.001
取得したバックアップイメージをスタンバイへ転送します。
転送先はどこでも問題ないですが、今回はプライマリーと合わせ /data へ転送します。
Part7 の暗号化キー転送時に ssh の鍵交換は終わってますので、問題なく scp できるはずです。
もしできない場合は Part7 を参考にしてみてください。
$ scp -p /data/HADRDB.0.db2inst1.DBPART000.20201118225020.001 <スタンバイ内部IP>:/data HADRDB.0.db2inst1.DBPART000.20201118225020.001 100% 160MB 267.5MB/s 00:00
転送したバックアップイメージを使用してスタンバイにリストアをかけます。
この際、バックアップイメージも暗号化されているので、マスターキーラベルを指定してリストアを実行します。
$ db2 "RESTORE DB HADRDB FROM '/data' ENCRYPT MASTER KEY LABEL 'HADR_KEY'"
DB20000I RESTORE DATABASE コマンドが正常に完了しました。