MySQL のバージョンは、接続して SQL で調べる方法と、OS のコマンドで調べる方法があります。この記事の出力は MySQL 8.4.6 で採りました。
まず見る(結論)
- 接続中のサーバー:
SELECT VERSION(); - エディション(Community か Enterprise か)も見るなら
SHOW VARIABLES LIKE 'version%'; - クライアントとサーバーを一度に見るなら、mysql クライアントで
status(\s) - 2026年10月時点の LTS は 8.4 と 9.7。8.0 は 2026年4月21日にサポートが終わった
SQL で確認する
mysql> SELECT VERSION();
+-----------+
| VERSION() |
+-----------+
| 8.4.6 |
+-----------+
エディションやビルド先の OS は、version で始まるシステム変数に入っています。
mysql> SHOW VARIABLES LIKE 'version%';
+-------------------------+------------------------------+
| Variable_name | Value |
+-------------------------+------------------------------+
| version | 8.4.6 |
| version_comment | MySQL Community Server - GPL |
| version_compile_machine | x86_64 |
| version_compile_os | Linux |
| version_compile_zlib | 1.3.1 |
+-------------------------+------------------------------+
version_comment が MySQL Community Server - GPL なら無償版です。SELECT @@version, @@version_comment; でも同じ値が取れます。
status コマンドで確認する
mysql クライアントで status(短く \s)を打つと、クライアントとサーバーのバージョン、接続方法、文字コードがまとめて出ます。
mysql> \s
--------------
mysql Ver 8.4.6 for Linux on x86_64 (MySQL Community Server - GPL)
Connection id: 450
Current database:
Current user: root@localhost
SSL: Not in use
...
Server version: 8.4.6 MySQL Community Server - GPL
Protocol version: 10
Connection: Localhost via UNIX socket
Server characterset: utf8mb4
...
Uptime: 5 hours 51 min 44 sec
1行目がクライアント、Server version がサーバーです。両者のバージョンが違っても接続できるので、ここで初めて食い違いに気づくこともあります。
コマンドで確認する
$ mysql --version
mysql Ver 8.4.6 for Linux on x86_64 (MySQL Community Server - GPL)
$ mysqld --version
/usr/sbin/mysqld Ver 8.4.6 for Linux on x86_64 (MySQL Community Server - GPL)
mysql --version は、そのマシンに入っているクライアントのバージョンです。サーバーが別のマシンにあるなら、接続して SELECT VERSION(); で見ます。mysqld --version はサーバー本体のバイナリのバージョンで、サーバーのマシンでしか打てません。
LTS と Innovation(2026年10月時点)
MySQL は 8.0 の後から、リリースを2系統に分けています。
- LTS(長期サポート): 約2年ごと。出た後は修正だけが入り、長く使える。現在は 8.4 と 9.7
- Innovation: 新機能を先に出す系統で、次の版が出るとサポートが終わる。2026年7月から番号が「年.月」形式になり、26.7 が出ている
本番で使うなら LTS を選びます。8.4 と 9.7 のどちらにするかは、使っているアプリケーションやドライバーがそのバージョンに対応しているかで決めます。後から出た 9.7 の方が、サポートの終わりは遅くなります。8.4.6 の「8.4」が LTS の系列、「.6」がその中の修正リリースです。
8.0 は 2026年4月21日でサポート(Premier・Extended)が終わりました。MySQL の EOL 告知ページでは、8.4 LTS か 9.7 LTS への移行が案内されています。SELECT VERSION(); が 8.0.x を返すなら、移行の計画が必要です。
各系列の最新の番号は、MySQL Community Server のダウンロードページで確かめられます。